僕は、反比例の法則に気が付いた。
普通、この世界は比例で考える。
競争原理の下では
みんなが頑張れば、
みんなはさらに頑張り続ける。
だが、支配の下では、
ひとりが頑張れば、
他の全員は楽になる。
みんなが頑張れば、
支配者は反比例的に楽になる。
僕は、この世界が、
どこからどこまでが同じで、
どこからどこまでが違うのかを考えた。
人々の生活空間は
何が同じで、何が違うのか。
結果、この世界は同じだが、
生活する空間は違う。
文明は同じだが、
人々の生きている人生は違う。
生物としての人間は同じだが、
環境は違う。
また、僕はなぜ自分が
いじめられるのかを考えた。
それは、すなわち、
相手のことを理解していないから、
相手の人生が自分と同じように、
それぞれ違っていることを知らないからだった。
僕は成長し、成熟することで、
たくさんのことに秀でた人間になり、
相手の自由ないじめに対しても、
対処できるほど相手のことを思いやった。
嫌いでも、相手のことを愛した。
精神は、意識しなければ治る。
むしろ、もう治らなくて良いと思った方が治る。
もう、全ての「治る」は終わったのだ。
もう全てが治った自分は、
これ以上、「分かる必要がない」ため、
ただいつもと同じになって、
ただ意識せずに全て、すぐに治るようになる。
人間は、使いすぎると病気になる。
たとえば、あごを使いすぎると、あごが痛くなる。
それと同じで、精神を使いすぎると精神はおかしくなる。
精神を治すためには、精神を使わないことである。
できるだけストレスを感じずに、
何もせずゆっくりとしていれば、
精神は正常な状態に治る。
辛いからといって、
何かをしようとしないこと。
僕は、あなたにこの世界を支配してほしい。
その理由は、この世界も、あなたも、嫌いだからである。