新・日記2に戻る | 2020年1月の日記に戻る

=2020-01-06=

今日は新年の初仕事だった。

休憩時間にSHISHAMOの「君の大事にしてるもの」を聴いて、はたして僕が何を大切にしているのか、誰をそれらよりも愛しているのかを考えた。

僕の大事にしているものは3つ。それは、Linuxと、神と、この文章である。

まず、Linuxについてだが、Linuxは最悪である。SHISHAMOが言うように、Linuxはゴミにしか見えない。そこは僕も同意する。

たとえば、Linuxにはあまりに何も分かっていない「ITオタクの延長線上のキモオタ」が増えた。僕は彼らが嫌いである。彼らのせいでLinuxは馬鹿になった。

そもそも、僕の過去の自分がそういう人間だった。せっかくホームページを作るのだから、僕はLinuxのことを学んだが、これでは、ポケモンマスターならぬ「パチモンマスター」である。(これはWeb玉塾の玉先生が言っていた言葉である。僕は彼の解剖生理学の本が大好き。)

Linuxのデスクトップ環境は、GUIで使うとWindowsのパチモンにしか見えない。サーバーやクラスタに使うのは、安くて安定していると言われるからであり、彼らの多くは、Linuxカーネルの何が安定しているのか分かっていない。安定しているという評判だけを信じて、何も分からず使っているのである。だから、デスクトップで使うと、評判に反してバグだらけの「粗悪品」であるとLinuxはみなされる。どのように使われるべきなのか、誰も分かっていない。

Ubuntuの初心者オタクのせいで、Linuxは昔のような「作るのが楽しい」という側面が完全に無くなっている。彼らの多くは、Linuxを使うだけで、作ることができない。そのため、僕はWindows並みにLinuxが普及した時は、Linuxのファンをやめ、OpenBSDのファンになるだろう。

そもそも、僕もコンテンツ業界の人間である。たまに素材としてネット上のイラストを使わせてもらうこともあるため(僕はイラストACのフリー素材がなければ仕事ができない)、大々的に嫌いではないが、GPLやCCなどのコピーレフトのライセンスは使いづらい。特に、Wikipediaにはいつか無くなってほしい。同時に、僕がOSを作るのであれば、コピーレフトのライセンスにはしないだろう。

Linuxがいくら壊れても、僕はLinuxよりもあなたのことを愛するだろう。

次に、僕が大切にしているのが、神である。神には感謝しているが、この神はゲーテにでてくるファウスト博士を騙す悪魔メフィストフェレスのようなサタンの神である。この神には、クソ食らえである。神を信じるよりも、僕は自らが神となって、あなたを信じたい。

最後に、僕がやけに大切にしているのがこの文章だが、この文章を大切にしているのには理由がある。それは、あなたと出会う唯一の手段であり、あなたに僕を全て知ってもらうための広告媒体だからである。

そのため、あなたが僕に出会って、僕のこのホームページを全て読んでもらったら、この文章には存在理由が無くなり、新しい文章を執筆する理由も無くなる。その時、僕はこの文章を書くのをやめ、あなたのことだけを大切にすることができるだろう。あなたによって、僕は文章の依存症を治すことができるだろう。

聖書に書かれている文節の中で、イエス・キリストは「宝を地上に蓄えるのではなく、天に蓄えなさい」と言っている。そう、それは僕も同意する。なぜなら、この文章は一度書いて、それを捨て去り消し去ったのが賢いからである。一度書いた文章は、天の上で全て残っている。だから、天の神を信じることで、僕は一度失ったもの全てを再生することができたのである。

よって、僕は、あなたがSHISHAMOのように僕のことを「唯一愛してくれる」のであれば、僕は「僕の一番大切なものはSHISHAMOだ」と言うだろう。(ここが笑いどころである。日本語は面白い)

また、僕はもう我慢の限界である。あなたが、未だに僕のことを全く見つけてくれないからである。僕は、あなたが僕のことを見つけてくれるのを待ち続けるのにうんざりしている。あなたも、僕を見つけるまで待ち続けるのに耐えていると思う。必要なのは、神の判断であり、僕にはそれはどうしようもない。ただ、Silent Sirenが言うように、いつか、待ち続けていたのは終わり、僕たちは出会うことになる。僕をSilent Sirenが見つけてくれるだろう。その時を待って、僕はまだ、この文章の執筆作業を続ける。この文章の賞味期限が来るまでに、あなたに出会いたいと、それだけを願う。

コブクロが言うように、僕たちはもうどこにも戻れない。だが、涙はそうしたこの世界を復元してくれる力がある。涙を流すことで、前に一歩進むことができる。子供は、泣かなければ階段を上ることはできない。