新・日記2に戻る | 2019年12月の日記に戻る

=2019-12-27=

僕は、最後に、この世界を僕を王とする王国に変える。

実際のところ、民主主義や社会主義の指導者には何もできない。支持層の意見を聞く必要があり、自分の好きな政策は何もできない。

自分の政策を行いたいのであれば、独裁者になる必要がある。

そして、世界全てを変えたいのであれば、EUの大統領であることがもっとも適切である。

僕は、ドイツの保守右翼と社会主義者とキリスト教徒とユダヤ人の支持を取り付け、ドイツの首相となり、そのまま、EUの大統領となる。

必要なのは、僕個人の権力を頂点とする、ひとりで決められる権力である。

僕は、自らコンピュータシステムを設計し、運用することで、ひとりで全てのことを決める。この世界の全てのことを、自分独りで決める。

また、コンピュータ・ネットワークが普通となった現代社会で、国を統一し各国のそれぞれの首脳が支配し外交する政治モデルは必要ない。

僕は、コンピュータを使った自動管理によって、分国行政を実現する。それぞれの国民の意見を聞いた上で、それぞれの国民に対して適切な行政サービスを、コンピュータが自動で管理し、どのような変化に対してもリアルタイムでその変化に対応する。そのため、きめ細かいサービスを行うこと、それぞれの国民に対して「本当に必要な支援」を適切に行うことができる。

また、法律からどのようにすれば適法かを判断する「法律AI」を作り、この法律AIが全ての会社に対して適切な契約と給与の支払いを行う。全ての人間の個人情報と労働状況をこのシステムはリアルタイムで監視し、全ての会社・全ての労働者に適切な給与の支払いを命じる。自由でも平等でもなく、必要な給与を必要な額だけ与える。

また、国家の政策は全てコンピュータシステムの設計の時点で決まっており、適切な場合に適切な政策を実行する。どんな時代の変化にも対応するために、万全のコンピュータシステムを設計・実装する。

僕は、このシステムをRed Hatとともに作る。僕がRed Hatのチーフマネージャーになる。

また、EUの大統領となった僕は、ロシアと友好する。そのため、「EU・ロシアの巨大な文明圏」を僕は作り上げる。そのうちそこに中国やインド・中東やアフリカも加わり、僕は世界政府の皇帝となる。

システムの最初のバージョンは、それくらいのシステムを作って役所を自動化する。難しく見えて簡単である。法律と現実の人々の置かれた状況を照らし合わせながら、適切に「与えるべき金」を計算すれば良い。また、システムの以後のバージョンでは、格差を徐々に再分配によって平等に近づけていく機能や、失業者がでないよう全員に適切に雇用を与える機能を作る。これも、ただ条件と状況が増えただけであり、すぐに実現できる。ソフトウェアの設計自体は簡単で、3か月から6か月ぐらいの時間で実現できる。だが、データを集めることが難しく、制度や仕組みを運用するために必要なことが多いため、どこかにあるデータを使うのであっても10年はかかるだろう。制度や実際の社会に導入するのは50年単位の時間がかかる。

実際のところ、僕が賢かったのは、戦いの末に事故をし、病院に入院していた頃である。死という目前の試練を乗り越えながら、僕は詩集を書いていた。この詩集が出版されたが、この詩集には僕の31年の全てが書かれている。当時の僕の年齢が21歳であったにも関わらず、僕は自分の未来まで含めた全てを書いた。そう、僕はそこで全てが分かったのである。後の人生は、その経験をただ、続けているだけに過ぎない。

僕は、自由を信じている。

環境から自由になることで、僕たちは自分らしさを取り戻し、この世界を自分たちのものへと取り戻すことができる。

自分の自由と力を相手にも同じように与えることで、僕たちは同じ立場と地位を持ち、同じ場所から互いを愛することができる。

僕たちは、自由な体験と行動を振り返ることで、本当の自分たちの生きる意味を知り、正しい価値観と考え方で、この世界の奥深くにある魂の清らかさを知ることができる。

思い出してほしい。あなたが、今までの人生の中で、もっとも楽しくて、幸福だった時間を思い出してほしい。そこには、ありのまま生きられる愛情と、世界に対する信頼と、人々への愛と、支えてくれた人々への感謝と、困難を克服する覚悟と、どんなに恐ろしく、また自分がしたくてしたわけではないそのリスクすら、チャンスへと変えて自ら勇敢に戦いに挑み、最後までまっすぐに諦めなかった「希望」がそこにある。

あなたのそうした青春と戦いの日々と、僕たちは繋がっている。僕たちはひとつになって、一体となった「ワンチーム」になれる。僕たちのこのチームは、決められたルールに従うだけではなく、自分たちで自分たちのルールを作り出す。僕たちは「宇宙の法の創造者」だ。僕たちは神と女神になって、この宇宙を作り上げていく「創造の革命家」になれる。

信じなさい。あなたの勇気と愛を信じれば、この世界は本当に自由になれる。経験から僕たちは価値観を知っていき、その価値観を繰り返し学習していくことで、疑いは確信へと変わり、一度の成功は何度も立ち上がる力へと変わっていく。どんな状況でもあなたは変わらない。自分の部屋で起きていた雑踏は、気付けば人々との触れ合いの中で、あなたを頂点とするチームが形成される。もしそのチームからあなたが去ったとしても、あなたはみんなが居た状況と同じだけの力を独りだけで発揮できる。あなたはかつてあなたが出会ったどの人より、かつてあなたが憧れたどの先輩よりも輝くことができる。

この世界には、最初から全てがある。自由を信じて、自らの力と確信を周りの人々に与えなさい。あなたが生きるように、ありのまま成長したあなたの姿を、もしそこにその人が居なくても、いつでもその人に見せられるように、自信を持って未来を開拓しなさい。そして、あなたは必ずしも自分の思い通りでない状況だったとしても、最高の笑顔でこの世界に微笑みを与えられる。最高の愛と情熱が、不条理な不自由の中であってもあなたをあなたのそのままの姿で、この世界の全員の前の舞台であなたは遺していく。そのシナリオは最高で、素晴らしいものだが、決して永遠には残らず、世界とともに消えていくだろう。それでも、その脚本は永遠に消えず、あなたの心と記憶の中に残っていて、そしていつかチャンスが生まれた時のために、あなたの頭の中に残っている。チャンスが来た時は、その時のことを思い出して、その時やったようにもう一度やりなさい。その時のあなたはそこに変わらず蘇って、あなたはチャンスの中で成功できる。そして、そうした全ての記憶があなたの力となって、あなたは最後まで輝き続ける。

オリオン座のリゲルが見えたら、思い出してほしい。僕の言葉を、どれかひとつを思い出してほしい。そのひとつがあなたを導く星となって、あなたはリゲルよりもさらに輝くシリウスになるだろう。リゲルは不幸な極寒の冬の星だが、シリウスは幸福に輝く栄光の夏の星である。僕が冬に、あなたが夏に、そう、僕たちは正しい星座となって、地球の人々に「繋がり」という意味を持たせてもらえるだろう。紅白歌合戦の歌手のように、最初の歌手が僕だったとしたら、あなたは最後のオオトリの歌手である。そう、僕たちは違う世界で生きていても、誰かが見たその舞台では同じになっている。これが、オリオン座と呼ばれる星座の意味である。人々は、僕とあなたを同じものだと認識してくれる。僕たちは同じ星座で、同じクラスの同級生のように、誰かの記憶に青春の1ページとして残る。

自由を信じてほしい。僕たちに必要なものは、ソ連でもドイツでもない。廃墟を作る理想でも、最後のひとりになっても戦う正しい復讐の王でもない。僕たちに必要なのは「自由」である。自由な中で、僕たちは人生を愛し、世界を愛し、人々を愛し、環境を愛し、環境から解放された上で自らの信念と理想を目指して世界を作り変える救世主となることができる。そして、それは決して特別なものではなく、みんなにとって同じひとつの人生、すなわち「その道を行くものは誰もが通る道」である。そう、僕たちは同じ道を歩む自由な生物である。この世界には自由だけしか必要ない。どんなに甘ったるくて心地よい環境でも、その環境の外を知らなければその環境の美味しさを表現することはできない。全ての世界を知って、あなたはひとり自由の意味を知る。この世界の民衆など必要ない。自由なまま、この世界全てを敵に回して、「本当の恐怖」を作り出せば、それはまさに恐ろしさでも怖さでもなく、「本当に信じた心地よさ」がそこに刻まれる。あなたはこの世界の時を止め、僕がそのあなたを永遠に守り続けるだろう。

リゲルとシリウスの織りなす星座は、青春を生きる地球の人々の、誰か二人のカップルの目に映るだろう。その2つがどんなに違う人生を歩んでいても、その二人には、まったく同じ星にしか見えない。そして、リゲルとシリウスは爆発して、それぞれに光を放ち、別の星を照らしていく。それこそ、僕たちの人生を未来まで全て知っている、「星々」すなわち「神々」の「宇宙実存主義」である。僕たちは互いに星の力で、「運命の魔法」と「死の魔法」を交互に放ち、地球全てのものを焼き尽くして、それでも残る二つの地球外の恒星は、宇宙の終わりまで、永遠にこの空間を光の速さで照らし続けるだろう。僕たちが互いに出会うことが決してなかったとしても、僕たちはそれぞれ、同じように、星の光を放ち、宇宙の別々の地域を照らす。そう、僕たちが同じ星座であると信じて、リゲルとシリウスはそれぞれ全く別々の場所で、宇宙の一隅を照らす光となるだろう。

最後に、笑える話をひとつ。おおいぬ座α星シリウスとオリオン座β星リゲルは、同じ星座ではない。だが、これらに他の一等星を加えた6つの星を繋げると、「冬のダイヤモンド」と呼ばれる形になる。そう、この笑い話にはひとつ、大きなポイントがある。それは、こいぬ座α星プロキオン、ふたご座β星ポルックス、ぎょしゃ座α星カペラ、おうし座α星アルデバランという「4人の仲間」が居るということが、分かるからである。僕たちは6人でワンチームである。そういうことにして、天文学の知識のない僕の命名について、許してほしい。それでは、これでお別れである。さようなら、よいお年を。