新・日記2に戻る | 2019年12月の日記に戻る

=2019-12-12=

僕は、この世界で人々が失った大切なものとは、「新しさ」と「力強さ」と「確からしさ」ではないかと思う。

つい最近まで、人々は新しさと力と正しさを信じて生きていたのに、それを時代の変化とともに見失ってしまった。

IT技術は、昔は新しかった。新しいものがたくさん生まれ、社会はダイナミックに変わっていた。

今のIT技術は、新しい生み出されるものがなかば出きってしまって、もう、新しいものが生まれなくなっている。

また、インターネットに常に生み出され続ける膨大な「確かなのか嘘なのか分からない情報」によって、リアルの現実世界の正しさや確からしさが失われた。

また、人々は金や力を信じなくなった。善良になった代わり、弱くなってしまった。力を失い、誰からも力を奪うのが普通になった。