なんだかんだ言った上で、僕は今日もこの文章を書く。
Windows 7のサポート終了が近づいているが、僕はひとつ忘れているものがあると思う。それはLinuxである。
Linuxへ乗り換える、という発想がなぜないのだろうか。
デスクトップLinuxは使えないというが、そうでもない。たぶん、そろそろ使えるはずである。
ただ、それをすすめている僕がまだWindows 7を使っているぐらいだから、Linuxの将来は暗い。
いつも12:00ぐらいには寝ている僕だが、昨日の夜は、精神科の薬を飲み忘れていたこともあり、2:30まで眠れなかった。
その後も、4:30ぐらいに起き、ホームページの執筆をして、また寝て、また起きた。
そういうわけで、昨日はあまり眠れなかった。作業所では、しなければならない作業がなかったこともあって、午前中は仮眠をとらせてもらったが、仮眠室でも寝付くことができなかった。
頭がぼけーっとしながら、午後は作業がなかったので、昨日のゲーテのファウストの続きを読んでいた。
今のところ、メフィストフェレスがファウスト博士の下に現れ、悪魔の契約をするところまで読んだ。
悪魔メフィストフェレスは、ファウストのために何でもするが、ファウストが死んであの世に逝ったら、立場が逆転し、ファウストはメフィストフェレスの下に仕えることになる。
今読んでいる範囲で言えるのは、言葉がとても賢くて、「どんな言葉が賢いのか」が分かる。文と文節の全てが美しくて、宝石をちりばめたように輝いている。
「これが賢い人間の考えることなのか」ということが分かった。そして、はじめて自分よりも偉大なものに出会ったような、そんな出会いを感じた。
また、僕は文学がこれほどまでに面白く、そしてさまざまなことを「分かることができる」ものである、ということを知らなかった。詩人の言葉、悪魔の言葉、ファウストの言葉が、どれも心に響いてきて、本当に素晴らしい。
僕は、ファウストで日本語やドイツ語すら分かった。日本語が理解できるようになった。そう、言語とは「判断」である、ということがファウストで分かった。
自分にとって、本当にふさわしい存在は、ゲーテだということが分かった。
精神病は、一度、やってしまうのは仕方ない。それは失敗である。だからといって、二度も三度も同じことをやらないこと。繰り返さないようにすることで、そのうち、それなしでも生きられるようになる。