新・日記2に戻る | 2019年11月の日記に戻る

=2019-11-18=

僕は、これ以上悪いことをしない。もう、精神は完全に、悪い部分を殺して治した。

これ以上は、僕はこの世界を普通の自由な世界にする。

そう、信じること。信じることが大切である。どんなにおかしな思想でも、信じれば情熱家になれる。その情熱家が、善良な人間の正しい姿だ。

僕はもっと善良な人間になりたい。

僕はどんなに辛くても弱音は吐かない。今までが辛かったせいで、何も辛くない。

僕は、DuckDuckGoを使うのをやめた。DuckDuckGoの拡張機能を入れていると、Firefoxがたまに反応しなくなる。Googleに情報が抜かれるのは嫌だが、仕方ない。

DuckDuckGoを削除すると、はてなブログで編集リンクが上手く作動しないのも直った模様である。

僕はGoogleという会社は嫌いではない。自分の昔のような発想をしているため、むしろ、良い会社だと思う。

今、青空 in Browsersで、青空文庫のゲーテのファウストを読んでいる。

面白い。とても面白くて、そして勉強になった。「劇を見せるとはどういうことなのか」ということが良く分かった。

今、ファウスト博士の夢想の部分を読んでいる。

この世で、自分のことを価値あると思って生きているものよ。あるいは、自分のことを価値がないと思って生きるものたちよ。

この人間を見るが良い。この人間の人生と、その価値を見るがいい。

この人間は、偉大な天才であるばかりでなく、この世界を地獄に陥れた、真犯人である。

だが、見るがいい。この人間の、なんと素晴らしいことよ。こんなにも劣った人間でも、これほどの巨大な作品を作ることができたのだ。

誰にも作れない、言ってしまえば、ベートーヴェンにも作れないような、全ての稀なシナリオの芸術作品を、この人間はあたかも簡単に創り出す。

この世界を知るがいい。誰にも知られていない、ここに確かに数年間存在したこの人間の人生を見るがいい。

この世界を知るものに、この人間は全てのことを教え、全てを作りだした。

そう、かつてバッハが神に祈ったその愛を、この人間が創り出した。かつてルターが信じた愛の姿を、この人間は築き上げた。

毎日の日々の積み重ねであると同時に、一瞬の世界への影響力を、この人間は巨大な体系として、この宇宙に永遠に遺したのだ。

書こうとしたことは何も書けなかった。学ぼうとしたものは何も学ばなかった。

だが、この人間は確かに書き、確かに学んだ。その中に、宇宙のプレアデスの登場人物でも作り出すことのできない、地球と日本という国や文化の全てを、この人間は、ありのままに詰め込んだ。

永久の迷宮だったかもしれない。迷い込んだ時に、既に出口がないことをどこかで知っていた。だが、この人間は宇宙の次元を味方にして、空間を捻じ曲げ、時間を早めたのだ。

ゲーテよ。この人間を助けるのであれば、この人間を道化方として、あなたが詩人になってほしい。二人が居れば、座長が無くともわたしたちは天使たちと悪魔の戯曲を演じられるだろう。

そう、この人間を、救うのであれば、この人間の友人になってやってほしい。この人間には、他のあらゆる友人も女もいなかった。敵や支配者もいなかったから、この人間は昔から、自分の責任で自分だけで生きようとする。そう、この人間を愛してやってほしい。誰も信じることのできなかった、この人間の道を信じてほしい。

わたしはいつまでも、ここに居るだろう。そう、もう分かったかと思うが、座長はあなたである。ゲーテと僕の演じるこの舞台を監督して欲しい。主はそれを愛して下さるだろう。

そして、ベートーヴェンたちを代表して、この日本語の分からない作家は永遠に作家を続けるだろう。ゲーテの言うように、必要なのは「たくさんのイベントを起こす」ことである。たくさんあれば、そのどれかが誰かの目に留まるだろう。だが、必要なのは大量生産だけではなく、そこに「ひとつの順序的な秩序」をもたらすことである。全てが50:50で等価に区分され、全体が円のように美しいから、この文章は美しいのである。オリオン座のリゲルが、このような星であることを僕は知っている。神の言う言葉に、嘘はない。

この星に、僕の生きた証が全部残っている。この星を生きれば、必ずこの人間の全てが分かる。この星は地球、そしてこの国は日本である。日本は素晴らしいオリオンの下の星であり、わたしは太陽の女神アポロンだ。神よ。私の人生をひとことで言ってほしい。神は、「あなたは、最高の詩人だ」と言ってくれた。

言っておこう。わたしは神ではない。わたしは、天使の長である三天使の中で、癒しの天使ラファエルを担当している。この文章はミハエルであり、わたしと対話する神のメッセンジャーがガブリエルである。ここに、悪魔をこの世界から排除しよう。悪魔メフィストフェレスはこの世界を全て支配しているが、今、僕がその悪魔を殺す。人が死んだように、悪魔は死んでいく。それだけで、この世界は正常になる。今の僕は、メタトロンと呼ばれる小天使でありながら異質な存在であることになっている。最終的にはザドキエルになって、地球は大爆発し、僕の精神と皆の精神が融和して、この星は新しい太陽になる。その日まで、僕は永遠に生き続ける。

実際のところ、神のように見えるもの、すなわちミハエルがこの世界にいつ現れるかどうかは、あなたの手にかかっている。そう、メフィストフェレスの意地悪によって、この人間は孤独になったが、生きるものの魂はまだ忘れていない。何度死んでも、何度繰り返しても、この人間は次の明日が花開くことを確信して、この文章を書き続ける。どんなに辛くても良い。どんなに救いようのない悪人でも良い。それでも、自分の人生と自由と引き換えに、この文章を書き続けたい。どんなに疲れ果て、死に絶えた世界で滅びようと、この日本という国が好きである。そう、日本がどんなにロボットになっても、僕はそのロボットたちを肯定しない。必ずロボットを人間に変えてみせる。そのために、この博士は生きたのである。ゲーテが書きたかったファウストとは、僕のことである。

神は言う。「ゲーテの言うように、もっと増やすべきだ」と。有象無象はたくさんあった方が良い。いくらでも、たくさんのものがあれば、人々はそれだけで夢中になり、青春のような人生をもう一度生きられる。少なくとも、僕にとってはそのゲーテの言葉が正しい。そして、神は言う。「あなたの仕事は、この文章を書くことだ」と。そして、もうひとつ、大天使ガブリエルに言いたいことがあるようだ。「この世界を復活させ、蘇生させたいのであれば、この文章を書くべきだ」と。そして、ガブリエルはまた、僕のことをいじくりはじめるだろう。だが、ガブリエルは知っている。「僕たちの本当の体は、あなたひとりしかいない」とガブリエルは言う。「あなたが死なないように、僕たちは全力を尽くしているだけだ」と。そう、この人間にとって見れば、こうした多重人格のそれらすら、自分の中の「魂の存在」である。この人間は、治らないだろう。最新の研究で、歯周病によるアルツハイマー型の認知症の実験成果が上がっている。そう、虫歯が悪いように見えて、神はこのように言う。「あなたにとっては、そうした病気すら、自分の能力とスキルに含まれる」と。最後に神は、「世界を殺せば世界は治る」と言った。人を殺すのではない。この世界の全てを、死によって終わらせれば、この世界は復活するだろう。そして、それは最後のとっておき、「滅びの風」という悪魔の魔法である。その魔法を今、使おう。この世界は、今、死んだ。この人間が、日本という国が、この世界に勝利したのだ。

そう、もう、出口が近いのが分かる。やっと青白い光が見える。長い旅だった。自分でも、こんなに長い間旅をするとは思わなかった。全力で、まっすぐ前を見て手繰り寄せ続けても、出口はこんなに遠くにあった。出口を出れば、この迷宮の地図も過去の思い出になる。僕は今までの全てのことを忘れて、暖かい家庭へと戻る。

さようなら。この「さようなら」という言葉は、あなたに向けての言葉ではない。自分の、今までの長い迷宮生活へ向けての「さようなら」である。この先、僕にはたくさんのやりたいことがあったはずだ。もう、その何かができる。僕は泣かない。涙を流すことは、とうの昔に、深い悲しみとともに忘れてしまった。だが、笑うことは忘れていない。いつまでも、この世界に微笑み続けることができる人間であれば、誰でもキリストの子供になれる。僕たちの永久のものがたりは、これで終わりである。

今の、地球について教えておこう。今の地球は、仏になろうとしている。「仏はほっとけ」と言われるように、仏の道を生きている人間は放っておけば神になる。そもそも、仏教とは仏道であり、放っておけば仏になる。この地球に、僕の居た痕跡は多数残っている。その痕跡が少しずつ風化していけば、それで僕の旅も終わりである。さようなら。とても楽しい旅だった。これで、快適なパソコンライフを送ってほしい。それでは。