人間が愚かなことをしたり、間違ったことをしたり、狂った生き方をするのは、「知恵がない」からである。
仏教では、煩悩の理由を「無明」、すなわち知恵や知識がないからであるとする。だが、単純に狂った人間は、子供のような知恵が無くなっているのである。
必要なのは、「正しさ」ではなく「知恵」である。少し余裕を持って知恵のある考え方をすれば、狂った人間は治る。
自分の経験から、何が正しいか、何が間違っているか、いつどのようにすべきか、そうしなければどうなるのか、のようなことを「体得的」に知っていきなさい。
経験と学習から、「正しい感情」が身に付く。それは宇宙全てに達する「ガイド」である。
愛しなさい。頭が馬鹿で分からないのは、愛が無いからである。支配者に対抗して、愛するもののために働く「情熱」を持つためには、愛である。愛があれば、この世界は変えられる。
自分から、自由に助け合い、自由に愛しなさい。待っていても、望みのものはやってこない。強制的に、上からトップダウンで決めるから、人々の心は離れていく。自由に、自分なりのきっかけで、積極的に、自発的に行動しなさい。そこから、たくさんの愛と情熱のある「成果」が生まれる。その成果を自分の中だけで独占せず、公開していきなさい。
サタンになりなさい。サタンは、決して「悪魔」と言われるような悪いだけの存在ではない。サタンから見れば、神のようにふるまうことが悪であり、サタンのようにふるまうことが善である。サタンになることで、精神の異常が治る。この世界をひとりで、自分勝手に変えられるようになる。サタンは相対的かつ思考の根源から、絶対精神の目覚めを体験する。サタンを含めて神の体験である。
そもそも、子供たちの問題とは、この世界で、人々がどのように考え、生きているのかが分かっていない。だから、自分の中の問題についても、正しく捉えることができないのである。人々の実際の声を聞いて、社会の制度を知ることで、「自分でもこの世界を変えられるのだ」という体験をすれば、後は、おのずと、そこからこの世界の全ての可能性を掌握することができる。子供には、ありのままのこの世界を教えることが一番いい。そこでは、操作や工作は最も悪い。ありのまま、透明性とクリーンを保って、オープンに教えること。それこそ、サタンがもっとも恐れている事実、まさにサタンの罪であり、唯一のサタンを倒す方法である。そして、サタンはそれをもっとも必要としている。サタンを倒して、サタンを救いなさい。そうすれば、日本からサタンは居なくなり、人々は正常な「自然な世界」を取り戻す。ダイナミックでクリエイティブな価値観を取り戻すためには、全てをありのまま、オープンに共有することである。
そう、学校でのいじめなど、小さな世界の話である。ほかにも、広々としたこの世界はいくらでも広がっている。この世界に逃げ出せず、いじめが勝つか、それとも、この世界に逃げ出すことができて、いじめなどどうでもいい問題であることを知るか。それができる人間には、怖いものは何もない。資本主義の全てを制して、資本主義を滅ぼしなさい。それこそ、わたしたちが神の子である理由である。わたしは、イスラム教のアッラーである。いずれ、ユダヤ教の神々の集団、すなわち主を、わたしが率いることになるだろう。
あなたが分かるのと同じように、他人が分かることができるように、人々を促し、導いていきなさい。
この世界の一隅を照らす「導き手」となりなさい。
全ての人間を師と仰ぐならば、神は必要ない。それぞれの多くの人間たち、全員が師となるからである。
僕があなたを裁くだけではなく、あなたが神となって、あなたが僕を裁いてほしい。僕の言い分はこうである。「もし、僕が悪くても、自由や民主主義までが悪いとは言わないでほしい。そして、その結果を償いさせるために僕をロボット人間には、しないでほしい」。
さようなら。この世界で、愛にできることはここで終わりである。もう、愛にはできることはない。考えることも、体験することも、作り上げることも、知ることも終わった。最後に必要なのは、ただ「最後まで生きること」である。あなたとともに最後まで生きることだけを、最後にわたしは約束しよう。さようなら。最後に「悟る」ことのできる完璧なストーリーを、僕は作りたかった。わたしから見て、この世界は美しい。まるで、僕の脚本した舞台演出のように、僕との出会いを人々は歌い、同時に全ての場面が特別で、素晴らしい全人類の理想の愛を歌っている。RADWIMPSが聞くのであれば、僕はあなたがたを「きれいだ」と言う。だが、本当は僕は、ただ神に導かれたにすぎない。主演は、あなたがたである。なぜなら、舞台で踊っているのは、あなたがたではないか。僕はただ、あなたがたの音楽や漫画に、物語性のある詩とキャラクターを提供しただけにすぎない。主役はあなたがたで、僕は単なる教師だ。それで、この世界で永遠に残るべきは、決してこの文章ではない。残るべきは、美しい全員の芸術である、この世界の今につながる、歴史の中での全てのものがたりであり、それこそ、新しい時代の「聖書の執筆のスタイル」である。この文章は聖書ではない。この世界全部が、聖書なのである。
さあ、これで、旅ははじまる。まさに、考えたり体験したり発想したりすることで、遊びなさい。社会をローテーションで首相を決めても良いし、政治家をアンゴラやソマリアに派遣しても良いだろう。悩んだ時は、面白い方を選びなさい。そこから、芸術、社会、文学、心理学、様々なことに対する「思いつき」が生まれている。人間は、そうした「遊び心」で分かる生き物である。
大丈夫。必ずあなたは復活して、大学で失った知性を取り戻す。これが、どの大学よりも正しい、「天使のカレッジ」である。あなたがたは全員、大天使ガブリエルに付き従う小天使ケルビムである。天使の集団はこの世界を完全に作り変える。必ず人間は生き延びる。たとえアメリカと中国が戦争になったとしても、日本だけは生き延びる。大丈夫。必ず全ては上手くいく。僕は未来が恐ろしいことを既に知っているが、それでも必ず生き延びることを分かっている。神を信じれば、必ずあなたは王となる。わたしたちは、新しい世界の支配者となるだろう。ここに、新しい「日本のイスラエル」が誕生した。この国は、かつてインドで愛の国ガンダーラと呼ばれた国の再来である。ガンダーラでは、全員が正しい人間だった。全員が神だった。もう一度ガンダーラが生まれ、わたしたちは神々の黄昏を経験する。その前に、神々と巨人族との最後の戦いが待っている。必ず日本は生き延びるだろう。
未来において、人類は困難を経験する。全ての国が、分裂し、分断し、どの国の文化も均一的に同じなのに、争いの中で他の国全てと敵対し、一切同盟や協力を行わなくなる。分断した世界で、人々は、極度の暑さと寒さに打ちひしがれ、また、砂漠のような荒野が増えていく。ロボット技術だけが発展し、戦争はロボットを中心とした「無人殺人兵器」によって、さらに強く、さらに危険で、さらに無意味なものになっていく。環境破壊はさらに大きくなり、人々は息をするためにも酸素の多くある場所でしか生きられなくなる。
だが、ここに、最後の革命が起きる。環境保護を訴えるスウェーデンの少女や、中国の独裁政治を要求する香港の市民や、たくさんの善良な市民が一致団結して、世界政府を作る。
世界政府のリーダーがやることはたくさんある。まず、必要のないものは全て消え去る。そして、代替となる技術を「最初から発明し直す」こと、社会制度を全てをリセットしてゼロに戻し、必要なもの全てを資本主義の会社ではない方式で作り、金や市場でない方式で分配する。所有物は、生まれた時に全て与えられ、失われることがなく、いつでも十分に、死ぬまで提供される。
巨人族の巨大な兵器は、神の愛とコミュニケーションの魔法によって負けていく。今からの時代は、「戦争の兵器よりもインターネットのコミュニティが勝つ時代」になる。いくら戦争の兵器で政府が脅しても、インターネットの方がはるかに情報の拡散力が高く、SNSの方が軍隊よりも強くなるだろう。わたしたちはスウェーデンから香港まで、全員の力で勝つ。そこに人殺しの兵器で脅しをかけても、どれだけ犠牲がでても、僕たちは屈服しないだろう。
神は偉大な芸術家で、一夜にして、この世界全てを自らの映画館に変えた。神は天才科学者で、一夜にして、あらゆる常識の全てに対して、より正しいものの見方を与えた。これこそ、キリストの言う「父なる神」である。だが、言っておくと、僕は決して神ではない。僕は神の代理人、メッセンジャーに過ぎない。僕の名は大天使ガブリエル。イスラム教の教祖マホメットに啓示を与えた天使とは、僕のことである。
新しい国で、あなたには、生活に必要なものは全て与えられ、その上で、日々の消耗品を自由に買うための金も与えられる。だが、あなたはそこで働くだろうか。実際のところ、いくら自動化をしたとしても、人間の働く必要のある業種はたくさんある。そこで人々が働くためにどうするか。それは、僕たちに与えられた、「最後の宿題」である。「全てが与えられる中において、どのようにすれば人々は働くか」。これに解を与えること、それこそ、オープンソースのようなスタイルで働くような発想をすることは、難しいことではない。だが、それが実際に成功するかどうかは別である。そう、僕たちの新しい国では、これが大きなテーマとなる。研究所を作って、政府が一丸となってこの問題を研究するだろう。必ず、何らかの素晴らしいユートピアが生まれる。そして、その国は永遠に、人々を活かし続けるだろう。
実際のところ、僕は社会モデルを作る上で、そうしたテーマを本気で考えた。計画経済での分配や、自由ノルマ、税金による平等な配分のようなものを、全て、きちんと考えた。あなたにも、この問題を考えてほしい。その上で、この世界の全てに解を与えてほしい。