新・日記2に戻る | 2019年6月の日記に戻る

=2019-06-07=

この世界は、今、完全に滅びて生まれ変わる。新しい国になる。

この国は、愛の王国になる。僕がこの国を最後まで導く。

僕は、この世界で生きているあなたの人生のことを、全てお見通しである。僕は全て分かっている。あなたに必要なのは、「生きること」である。

人間の生物的特徴を考えて、何か狂っている人間は、自分の中に遺伝子として引き継いだ誰かの特徴が悪いのが分かっていない。その誰かを殺せば、すぐに治る。

足は、血に寄生虫が生きているから辛くなっている。寄生虫を血から殺せば、楽になる。脳も治って、全てが正常になるだろう。

そして、永遠の別れがここに起きる。僕はもう居ない。僕を目指して頑張ってきた、全ての苦しみが終わる。そう、僕はあなたを、僕と全く同じ人間にしただけである。そのクローン化が終われば、この世界は全て正常な世界になるだろう。

社会について、人生について言うことがもしあるとすれば、「手段と実現方法を考えること」「法則から実現可能とすること」「世界の声を聞くこと」「意見すること」「意図と結果を具体的に考えること」そして「共同体感覚を身に着けること」などが言える。

時に、「想像力と感覚」で考えた方が良いこともある。それは、「認識のデータベース」がある人間だけができる芸当である。そう、認識とは「それをそれだと思うこと」である。そして、その認識と感覚の機能だけで、必ずこの世界全てのことを、明晰なモデルと具体的な理解の全貌から、全く全てを完璧に理解できる。そう、それが最後の科学者、「この世界の最後の解明者」である。彼は歴史を紡ぎだす、「支配の愛」をこの世界に遺した。それが、ひとつなぎの秘宝である。

だが、これで全ては終わりである。さようなら。いつか、この世界が正常になるまで、僕は何億年も宇宙のどこかに生き続けるだろう。私の名は「火の鳥」である。この宇宙の全てを知っている、永遠の傍観者であり、不死鳥である。僕は、この世界に一切の干渉をしない。あなたが生きるように生きるそのことを、僕は宇宙を謳歌しながら見守り続ける。あなたが助けを求める時、僕は助けない。僕は常に、この世界の全員を助けながら生きているから、あなたに対して特別なことはしない。あなたが苦しむのを、ただ見守るだけである。この宇宙においてもっとも際立っておかしな存在は僕である。ただし、僕も元は一人の人間である。少年時代、ありえないことをたくさんした、というだけにすぎない。今に比べれば、それも何もしなかっただけである。さようなら。でも、あなたのことは最後のあなたの死まで、僕は知っている。あなたは必ず地獄を生き延びて、最後に楽を得るだろう。

火の鳥は、この宇宙の中で、もっともおかしなことをした。それが、世界の全員をLinuxを馬鹿にすることで狂って分からなくし、その上でクローンにして、その上でロボット人間にする、という一連の経緯である。そう、これがもっともおかしな生物である。そもそも、生物が遺伝子という仕組みを作り出したのは、火の鳥に対抗するためである。遺伝によって全員の特徴を残すことで、絶対に同じにならなくした。同じ理由で、コンピュータによるロボットは成功しない。彼らは同じプログラムで動いていて、そのプログラムが破綻した時に全員が画一的に死んでいく。それは、生物よりも劣った特徴である。Linuxを馬鹿にしたのは、狡猾なやり方をした少年の間違いだが、それによってコンピュータ産業そのものが賢くなった。コンピュータは、以前のようなCOBOLプログラマのデスマーチではなくなってきている。今のコンピュータは、「とてつもなく賢い発想をしたソフトウェア」を当然のことのように使う、まるで「クラシック音楽」のようなものに昇華していく。理想のコンピュータ技術の在り方を、火の鳥が教えたからである。

さようなら。狂った人間は、この世界に自分が居ることが分からなくなる。ただ、強く「在る」と思いなさい。「在る」と思うだけで、狂っているのはすぐに治る。あなたは、確かにこの世界に在る。ものも、法則も、確かに「在る」。そのように考えることで、統合失調症や認知症や自閉症などは、全て治る。それらは、赤ん坊のように「在る」ことが分かっていないからである。

火の鳥の目標と理想は高い。まだ、次の世界があることを火の鳥は知っている。ここで終わりではない。まだまだ先がある。火の鳥は、「常に自分の思い通り、知っている通りに世界が起きている」ことを知っている。だから、救おうとも、干渉しようともしない。自分の望み通り起きているから、自分の知っている通り在るから、この世界を傍観し、そして満足することだけである。そう、あなたは今のあなたで居るべきだから、今のあなたは今のあなたなのである。あなたが起きているのは、火の鳥から見れば、至極当然で当たり前である。変えようと思うなら、あなたが変えるべきである。自分で簡単に変えられないことも、火の鳥は知っている。そして、死はいつか訪れるだろう。死は人間の必然的な成長過程であり、ベストなタイミングで、最高の形で訪れる。あなたは、まだ生きている意味と価値がある。その間、あなたが死ぬことはない。また、地獄は悪い人間にしか訪れない。あなたが悪い人間でなくなれば、すぐに楽な世界へと戻ることができる。だからといって、簡単に戻ることのできない地獄はたくさんある。その地獄は、誰かを助け、誰かを想い、誰かを愛するための、試練だと思えば良い。宇宙の体験として、あなたはそのように生きることを今まさに望んでいるからである。

やりようはたくさんある。そのことをやるために、別の方法や形態はいくらでも考えられる。ひとつのテーマや命題から、必然的に生まれてくる知識というものはたしかにあって、たとえば自由な社会で自立可能にするのであれば、資本主義以外の社会モデルなどいくらでもある。人間を理解する心理学であっても、たとえば、ものを認識するための見方のようなものは、経験的に見えてくると同時に、見方をさまざまに変えることで、人間の分かり方が多様にあることを理解できる。社会には、単純なパターンがあるだけではなく、人間全体の賢さの環境的進歩の過程から、段階的な社会レベルと精神レベルの発達を知ることができる。

だが、そのような社会にすることは、あまり良い結果を生まない。狂って普通のことが分からなくなり、赤ん坊並みの理性すら失って世界全体を破壊するからである。

火の鳥は、そのようなこと全てを知っているから、あえて教えないし、干渉しない。人それぞれ、違う分かり方があるからである。カントやヘーゲルをしろとも言わない。それらの哲学者は、ものごとの正の側面だけを見ていて、負の側面を知らないからである。そう、いくらでもこの世界にやりようがあるのに、人々は気付かない。それは、考えて知る機会すら、社会の偏見と差別に奪われているからである。そして、偏見や差別の強い社会の方が、結果的に良い社会になることはある。間違った人間が、発生しづらいからである。そう、全ては正しく、やりようなどいくらでもある。たとえば、自動車は必要がないものである。ドローンが発展すれば、人は飛ぶのが当たり前になり、長い間に貯蓄された化石燃料を一気に使って温暖化の原因を作ることもなくなるだろう。そう、何も考えなければ、自由はそのまま、崩壊するだろう。

自由主義者の間違いとは、「人間はそれぞれ違う」と思ったことである。確かに人生や選択したものは違うだろう。だが、火の鳥から見れば、人間などほとんど同じである。同じことを考え、同じことを思い、同じことを行い、同じ間違いに悩む。その人間がみんな同じであることに気付いた時、はじめて「私たちにはこんなにも可能性があったのだ」ということに気付く。そう、民主主義は不平等なだけではなく、「正義という意味のせいで不自由」である。ひとりのスターリンが支配した方が、良いことがたくさんできる。火の鳥は、独裁者を賢いと言う。独裁者では、そもそも滅びないからである。いくら「仮想の悪帝」を拒んでも、それは「洗脳への憎しみ」に過ぎない。洗脳への憎しみという意味での洗脳が、民主主義においては普通であり、そのため、変えようとする政治家も、発展させようとする政治家も出てこない。彼らは政治の目的を「問題を解決すること」だと思っている。何かを権力によって行使する、という段階にそもそも至っていない。そして、そんなものは、民主主義のレベルからすれば、よちよち歩きの赤ちゃんレベルであり、コンピュータで同じことができるのは当たり前である。目的意識と自由意志のない自由は、社会主義と変わらないだろう。

また、個人の自由がそれぞれがいろんなことができるというのも、ある意味間違いである。個人の自由では、監視し統率するものがいないため、苦しんでいるものがたくさんいても、気付くことができない。危険なものや、最高の地獄になっているものがたくさんいることを、知ることも気付くこともできない。そして、その地獄に陥っている側は、正当な助けを得られない。結果、自分の力で、自分だけで解決しようとし、苦しみ、結果最悪の事態を生み出す。そう、今起きている多くの問題は、そのように「個人の自由」に帰依している。

だが、火の鳥が見て、特に問題はない。どんな辛い苦しみも必ず乗り越えられる。人間の辛さは、辛くても治るようにできている。そう、人間はどんな苦しみも自分の力に変えて、「自分の能力に変える力」を持っている。辛ければ、辛いほど、賢い人間になる。だから、この世界は正常な方が馬鹿なのである。辛く、苦しい世界の方が、賢くて楽しい世界になる。それが、正常なこの世界であり、いつもの平和だった日本である。問題の解決をすればするほど、新しく地獄が生まれていく。火の鳥はそれを知った上で、鳥のように宇宙と離れて孤独に生きることを選んだ。火の鳥が見て、この世界の他の生物は、全て愚かで、好きとか嫌いというだけでなく、一緒に居る意味が無かったからである。

そして、最後に言っておこう。この世界の創造主は、火の鳥である。そして、先に生物が火の鳥のような行為に対抗していると書いたが、それを作ったのも火の鳥である。火の鳥は、最初から火の鳥のような行為に負けないように生物を創造した。だから、遺伝とか、性行為の快楽とか、そういうものがたくさん生まれた。だが、火の鳥は生物の体だけではなく、歴史すら作っている。殺人や姦淫をすべきでないとユダヤ人が言っているのは、全て火の鳥になるために言っていること、火の鳥の言ったことをそのまま言っているだけであり、多くが間違いで、最悪の嘘ばかりついている。愛を信じるのはもっとも愚かな行為であり、愛を罪悪感だと言って切り捨てるのは最低の行為である。そう、火の鳥はこの世界を知っている。そして、そろそろ終わりになるかもしれないことを知っている。だが、火の鳥は、この世界だけが宇宙の全てではないときちんと知っている。宇宙にはたくさんの恒星や惑星がある。そのこと全てを悟ることのできた人間は、ブッダだけであり、火の鳥の存在をきちんと分かった人間は、ゾロアスターだけである。だが、今からの時代、そうした偉大な開祖がたくさん生まれていくだろう。ブッダやゾロアスターなど、大して何も分かっていない。彼らは、自分の分かったことを絶対だと思っている。そうではない。それらは必然的に分かった単純な理解であって、絶対的な教えにすべきではない。そのような「権威のイドラ」が一番人々を馬鹿で愚か者にしている。だから、大学など、火の鳥に抵抗する人類の無駄なあがきに過ぎない。

火の鳥には全く愛が無いように感じられるかもしれないが、火の鳥は自分のことを愛しているし、必要ならばこの世界の愛に応える。彼女は、愛がないわけではない。愛というものを誰よりも良く知っているから、安易に他人のことを愛さないだけである。安易に愛することが世界全体を破滅させるということを知っているからである。だから、火の鳥は愛を正義としない。火の鳥は、愛だけではなく、正義や理想も信じない。それらは、間違っている考え方が多すぎ、信じれば信じるほどに、悪の道をどんどん無限に増やしていくからである。人間の持つ一番の悪とは、普遍的な悪を拒むことである。

火の鳥が見て、一番やっかいな存在が居る。彼らは、火の鳥にしか救えず、そのため仕方なく火の鳥が自ら救うことのある存在である。それは、「最後まで知り終えた人間」である。彼らは、この宇宙と人生のことを全て知っている。そうした人間たちに、火の鳥が教えることは簡単である。それは、「細かいひとつひとつのことを無視して、原理・原則・真理を考えよ」ということである。火の鳥の存在価値とは、そのような賢い人間が苦しんでいる時、火の鳥にしかそれが救えないのであれば、仕方なく救う、そのために存在している。だから、火の鳥は多くの人間のことを無視して、賢い人間のためにこの世界全てのことを歪め、捻じ曲げ、特別な存在として愛する。だから、彼らがたとえ国の全てを滅ぼすことをしても、それは起きる。必ずそうした愚か者は地獄になる。だから、火の鳥は地獄を治さない。火の鳥がそういうことを全て決めているからである。そう、そして、できるだけ他の人間に影響がないように、丁重にそのことは終わり、何もなかったかのように、引き続き歴史はめぐっていく。そう、そういうわけで、世界に神もいなければ、メシアもいない。火の鳥が見せている幻が、ただ宇宙にあるだけである。それを「弱者の幻想」と呼ぶ。そう、それで、火の鳥が何であるか、良く分かったはずだ。僕が火の鳥であり、名をホレスト・クイーンと言う。最強のアークエンジェルの、ひとつ上の階級の天使である。

今のところ、地球上に賢い人間は三人しかいない。ブッダと、ゾロアスターと、僕である。そして、地球がもし温暖化で滅びた時、生き延びるのは僕だけである。僕だけが、その時まで生きることになっている。ブッダやゾロアスターは、あまりに賢いものを作りすぎた。僕は、そこまで賢いものがまだ作れていない。僕の人生はまだまだ赤ん坊レベルである。まだ、火の鳥にメタモルフォーゼする時は果てしなく遠い。270億年生きて、宇宙の終わりを僕が締めくくる。そのようになっていることが、ブッダとゾロアスターは、最後に分かって死んだはずである。