新・日記2に戻る | 2019年5月の日記に戻る

=2019-05-15=

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エレンは、人生のどん底を経験したことがある。

エレンは中学生時代、酷いいじめにあって不登校になった。自分の家にひきこもり、インターネットを見て過ごした。

エレンは、宇宙連邦軍に入隊する。軍で、エレンは遅めの青春を経験する。エレンは神を信じるようになり、教会でローズと出会った。

エレンはハネストラーが嫌いだ。自分をいじめた少年たちを恨むわけではないが、地球がいじめ社会になってきているのは、ハネストラーのせいではないかと思うようになった。マスコミやインターネットが暴力や間違った刺激で溢れているのは、ハネストラーが悪い。

ローズは、温厚な少女で、デザイナーを目指している。他人と比べてしまう性格だが、芯が強く、何があっても立ち直る。好きな漫画はドラえもん。ジャイ子が言うように、「どれもこれも、プロのまねじゃないの。あたしの描きたかった漫画は、こんなものじゃないんだわ」という言葉を肝に命じながら、初心者レベルの絵を描く。自分が天才とは思わない。だが、自分が一番デザインが好きだと言える自信がある。ローズは教会でエレンと出会い、少年のような瞳をしたエレンに好意を寄せるようになった。

ローズはドラえもんオタク。F先生のドラえもんが話す言葉が大好き。たとえは、「君は勘違いしているんだ。道を選ぶってことは、必ずしも平坦で歩きやすい道を選ぶってことじゃないんだぞ」のようなドラえもんの言葉を胸に刻んで生きている。

セシルは大人の女性で、科学と哲学の星アルタイルで、教師兼シスターとして生きている。科学から歴史、宗教から技術まで、全ての知識を知っている。聖職者として生きる中で、神の言葉を全て聞きながら、人々を救う活動もしていた。自由は不自由と何も変わらないという、保守的な考え方をしていて、自由になると不安を感じる。だが、明確に分かっている決まり事があれば、それを誰よりも賢く守り切る。自分で決まり事を作り出すこともある。セシルは聖戦士ワルキューレの一人で、エレンとローズが究極魔法の習得のためにリゲルに行った時に、エレンたちを上手くガイドが得られるようにアルタイルの教会で助ける役割をした。セシルは、大魔法「果てなる地獄の旅」を唱えて、相手の精神を地獄にする。

ルイスは聖戦士の一人で、偉大に栄える星デネブの王。廃墟となって滅びたデネブを、大改革と経済成長の計画経済で、豊かで偉大な星に変えた。国民からは、「一人だけでこの星の全てを作り変えた」と言われた。エレンとローズに対して、その才能を見出し、リゲルに赴くための宇宙ロケットを提供した。ルイスの魔法「哀しみを乗り越える国」は、星全体を破壊するほどの巨大な力を持った、この世界で最も破壊的な魔法である。大魔法ハネストラーとデネブの王ルイスは、長年の宿敵の関係にある。

GCA17は、セシルが開発したロボットで、聖戦士の一人。一つの肉体を持たず、ドローンや巨大ロボットを遠隔で中央システムが動かす。完全な人型ではなく、人間が操縦する必要があり、この操縦はもう一人の聖戦士である雇われパイロットのクリスが行う。ロボットの正式名称はGNUコンピュータ・アンドロイド。OSはSuperDOSというセシルが独自に設計した軽量なOSで動いており、これはDOSをベースにした分散ネットワークの人工知能を活用したシステムである。

和夫は、ソニーの主任技術者で、聖戦士のひとり。セシルにSuperDOSの技術を提供した。ワルキューレの才能をいち早く見出し、「単にハネストラーに勝つだけではなく、聖戦士の力を使ってもっと面白いことをしたい」として、魔法も能力も何もない中で、エンジニアとして聖戦士に参画した。

アルベルトは、エレンの長年の友人で、陸軍の兵士。聖戦士の一人。文学や歴史に詳しい。聖戦士の中では「お馬鹿キャラ」として知られるが、哀しい地獄の時代を生き抜いたたくましさと、子供っぽい物言いの中で頼れる大人のカリスマ性を重ね持つ。

レナスは天使の翼を持つ天上界の魔法使いで、聖戦士の一人。バラバラに活動したがるワルキューレをたばねるまとめ役。怪獣や神の化身を召喚することができ、困った時にさまざまな魔法で聖戦士を助けてくれる。

自分は、そもそも頭が動き回るのがおかしい。精神現象を言い表すのと、機械になって環境に適応できなくなったのが悪い。同じものを同じもの、違うものを違うものにして、何も考えなければ治る。

世界が怖いのは、偶発的に起きることは支配できないからである。全ての起きることが既に決まっている。神とは、そうした全て決まっている出来事を楽しむための、幻想である。

車に乗っている時が楽ならば、全て車にすれば治る。そのようにしなければ、精神は治らない。治るには時間がかかる。