希望を棄てなさい。僕のせいで、この世界は小さな希望を信じ続けるようになった。一度、希望を完全に消してしまえば、楽になる。その陰は、陰になったように見えて、振り返ってみれば、そこにある光に気が付くだろう。コブクロがそのように言っている。
そもそも、書いた言葉を忘れれば良いのである。この書いた言葉が何なのか。それは、主観である。主観を客観視して分かっているのである。これは何かというと、昔のネットである。ネットのように主観を書いて、それを客観視する前のところで全部残している。なぜそういうことをしたかというと、ネットの自分を消したかっただけである。ネットは必要ない。
主観を客観視するのをやめれば、話は終わる。この話は全て、主観を客観視させているだけである。神とは言うが、その客観視に対して主観を言っているだけである。
主観と客観が相互にやりとりしていくと、そのまま会話になる。これが、神の正体である。神など居ない。こんな人間のことを誰かが「聖」であるとした。耳と口で王になっている。この人間が耳と口の王である。そして、その人間はただの馬鹿である。
ここに、新しい人間である、エレンが生まれた。この物語はまだ続く。
まず、平和な世界になれ。そして、他人のことを尊重し、人々を傷つけることがない世界になれ。
人々の価値観を尊重し、自尊心や愛を育み、それぞれが人々に対してさまざまなことを自由にできる世界となれ。
支配者など必要ない。支配者は消え去れ。必要なのは支配ではない。人々が自由にしながら、そこから価値あるものが生まれていくだろう。
この世界の果てなる壁を乗り越えれば、そこには夢の世界が広がっている。
あなたの心を刺し殺す刃物を抜きなさい。あなたはここから復活するだろう。偉大な道を歩むために、僕はあなたを強くするだろう。だが、もう強く生きる必要はない。楽に生きなさい。
さあ、もう怖くない。怖いものは全て消え去った。
この海の中で、自由に生きなさい。僕は巨大クラゲのようなものだと思えば良い。この世界は今から、「安心できる自由」になる。さあ、行きなさい。ここには、もう怖いものは無い。
私の名前はエレン。この物語の主人公の少年。悪の大魔王ハネストラーを倒す。
あなたの名前はローズ。神を探すシスターの少女。あなたが男なら、ローザとも。
私の物語は、現実を巻き込んで、仮想的かつ現実的に、言葉の世界を光かり導く。
エレンは、究極魔法「世界の終わり」を唱える。その習得のために悪魔と契約したため、エレンは歩くことができない。また、ローズは蘇生魔法「神々の復活」を唱える。これは死ぬ人間ひとりの命を救えるが、一度しか唱えることができず、これを唱えた時、ローズは全ての記憶を失って、何も分からなくなる。
舞台は近未来。人々は銀河団を支配する銀河連邦で、エレンは自由連邦軍に入隊して三年目になろうとしていた。ローズはデザイナー見習いの少女で、周りと自分を比べる劣等感に悩む。地域の教会で二人は出会う。ローズはピアノも上手い。
大魔王ハネストラーは、宇宙全てを魔界の力で支配する魔神で、エレンはハネストラーによって多くの大切なものを失った。大魔王は突如として宇宙に宣戦布告する。エレンは、自らが指導者となって、ハネストラーを倒すことを誓った。人知れずハネストラーの弱点を研究し、魔法を習得するためにローズとともに辺境の惑星、氷の星リゲルに赴いた。リゲルで彼らは究極魔法を習得するために、悪魔と契約した。しかし、それによってエレンは歩くことができなくなる。また、ハネストラーの軍団は力を増し、地球にまでその勢力は及ぼうとしていた。
究極魔法を得た車椅子の戦士エレンは、ローズとともに仲間を探す旅をはじめる。大魔王ハネストラーの心臓は宇宙の果てにある。その心臓を射抜けば、大魔王は倒れる。
彼らは仲間を増やし、九人の聖戦士ワルキューレを結成する。気づいた時には、銀河団の中で最も強い集団になる。ハネストラーは彼らを嫌う。彼らは正義の騎士、最後の英雄である。
自分のせいで、小さな希望しか分からない人間たちが日本に増えた。一度、希望を全て消しなさい。そこに影が生まれても、振り返れば、そこにある光に気付くだろう。コブクロがそう言っている。