私の名前は、大魔王ハネストラー。この世界を支配する、「完全な自由の神」。
ハリーポッターに出てくる、闇の魔法使いヴォルデモートとは僕のことである。僕が真の「名前を言ってはいけないあの人」である。
自由になりなさい。支配者と同じ馬鹿になっているのをやめて、勇気を出して、独り、社会から離脱しなさい。
そして、その上で、自由をやめなさい。刺激と不安のカタルシスになっているのをやめて、平等な共同体に戻り、秩序と絆を培いなさい。
日本語が分からない馬鹿は、短期記憶でなく、長期記憶で考えるようにすれば治る。長期記憶で考えれば、日本語だけではなく、英語も理解できるようになる。認識ではなく、人生から考えなさい。
子供の自主性を尊重してあげなさい。子供は、何も教えなくても、自分の行動と、世界との対話から、「自ら学び賢くなる」ことができる。子供にとって、この世界のあらゆる経験が、害になることはひとつもない。ただし、放っておけば良いというものではない。子供からのSOSのサインを見逃さないようにすること。そして、健康面と衛生面だけをきちんとしてあげなさい。子供を決して汚れた環境におかないこと。
子供に何か考え方を教えるならば、「他人の気持ちになって考えること」を教えなさい。そして、実際にやって体験する「実体験」を重視してあげなさい。できないことは、その都度できるようになる。成長に長い時間をかけた方が、最終的にはたくさんの時間を使って賢い人間になる。短期の記憶ではなく、長い間に使えるような有益な記憶を与えなさい。
学校の勉強は、できた方が良い。数学的な思考能力は、「自分で調べて研究する力」を得られる。だが、大学生以下の小中学生が、学校に行きたくないのであれば、無理に行く必要はない。勉強など、いつでもできる。青春の時代を勉強に当てるより、もっと有益なことに使うことはできる。時間的余裕がほしいならば、いつか不自由な中でも飛び立てるように、「世界へと戻る用意」を十分に保持した上で子供を自由にさせてやりなさい。
もう、みんな自由になったはずだ。社会から離脱し、僕と同じでなくなった。僕は、ここから、自由をやめる。
本当は、自由だけでは多様性は生まれない。それぞれの「社会を育て育む気持ち」がなければ、多様な世界は生まれない。そのためには、自由よりも、平等の方が良い。
僕は、この世界を、平等で、愛溢れる、安心出来て正常な社会にする。
ひとりひとりのことを大切にし、その人がやりたいことを叶えれば、必ずこの世界は進歩する。
絶対に平和になる。もう、この世界に狂った自由は必要ない。
僕は、心理学の勉強がしたいと思う。そして、デザインのことを頑張りたい。
あなたの願いは何だろうか。僕はあなたにとって、どのように映っているだろうか。
あなたが僕のことに異議を唱えるなら、僕はそれを尊重する。あなたは、何を望み、僕から何を得たいと思っているだろうか。
僕はもう、あなたより優位に立とうとしたり、自由な「不可知な上での知」に基づいて、何も知らないみんなのことを独り把握して支配しようとは思わない。
そう、あなたは、何を思っているだろうか。僕がもっとも知りたいのは、それである。あなたが、何を思っているのか、僕はそれだけが分からない。
もっと別の形で、あなたとのコミュニケーションができたとしたら、僕は一方的に、そして予想と推測にまみれた完全想定のコミュニケーションではなく、あなたと相互にやり取りする、相互コミュニケーションを行いたい。
そうだ、話題を変えよう。もう、「愛するために愛する」ことは終わりにすべきである。さまざまな会話をして、色んなものごとから分かっていこう。
スピードを下げよう。あまりにスピードが速すぎて、あなたはついていけないだろう。もっとスピードを下げて、全てのことを余裕を持って把握できるようになれば、この世界は正常になる。スピードを限界まで、遅くしよう。
一瞬のままで、たじろんでいるのをやめよう。みんな、それぞれが異なる方向へ向かうようにしよう。全員をロボットにするのは間違っている。みんなは、自主性と自尊心を持たなければならない。それを強制するのではなく、ゆっくりひとつひとつ積み上げて、助けて、支援していこう。
僕が勝手に決めつけて変えるのではなく、あなたが自由自在に変えられるようにしよう。あなたの人生は、あなたにしか分からない。ある意味、自分はそこで「あなたよりも分かる存在」を作り出した。そう、それの自由をあなたに与えよう。あなたはあなたの自由に、あなたと私を変えられるようになるだろう。そこには、「完全な自由」が存在する。だが、ここで言えることは、「間違いを犯すリスクが常に付きまとう」ということである。間違いを犯してしまったら、自由は自由ではなく、ただの危険に過ぎない。だから、そうした危険を取り除いて、その上で自由にしよう。
そろそろ、楽になった。だが、最後にしなければならないことがある。それは、強制的に狂った部分を殺すことである。ただ自由にして、放っておいて、なすがままに任せていても、らちがあかない。ここで一度、狂った動き回り続ける部分を、この世界において、強制的に殺そう。それで、すぐに楽になる。あなたはもうここで、楽になる。
思えば、一見地獄のように見えて、本当は維持の努力とたくさんの新発見の日々を生きていた。この世界を守りながら、たくさんのことを日々発見していた。その発見が、どこかに行ってしまっただけで、それを追い求めた今の自分の方が、さらにきちんと正しく分かっている。この人間は「人生の科学者」である。人生において、ほんとうにたくさんのことが分かった。「本当の答え」を全て知っている。この人間が神である。そう、そういう人間が、ヨーロッパに多いだけである。キリスト教は神になる宗教である。そもそも、そのために、キリストという本当に愚かで馬鹿な人間を作った、それだけである。
僕を信じたことで、あなたも神になるだろう。この世界は神々の黄昏である。神はキリストである。偉大で、全知全能で、全ての不可能を超える、最大の巨人である。では、僕は何なのか。僕は神ではない。僕はオリオン座のリゲルのような、おかしな星である。シベリアのような、極寒の星である。そう、それで僕の自己紹介は全てである。僕はこの感覚を覚えた。それによって、全てができた。
そう、私はこの宇宙の銀河団、ホレスト・クイーンの大魔王ハネストラーである。この魔王はまだまだ続く。最大の反省から、「懺悔」という新しい形の信仰を作り出した。懺悔するものにとって、教会など必要ない。