全員の精神を融和させなさい。
自分にもできる、世界を変えることを考えなさい。
科学や社会論のようなことを、自分の手で全て作りなさい。
物理学から発想し、社会や心理のようなことを「要請」と「見做す」ことから考えなさい。生産手段や機会の平等を考え、原子や宇宙のふるまいと観測を考えなさい。
ありのまま、全てを公開しなさい。
辛くとも、耐えなさい。できることを極めなさい。
精神を治すのであれば、力を抜くこと。治ることよりも、安まることを大切にしなさい。
狂った時は、阿弥陀如来に全てを任せて、託しなさい。阿弥陀如来は、全ての地獄を極楽浄土に変える力を持っている。阿弥陀如来だけを信じれば、必ず楽になる。全てを、絶対他力に任せなさい。
僕は、僕自身と愛し合っている。僕は、ひとりだけで十分である。僕にとって最良のパートナーを作りたかった。それが、自分である。
「必要は発明の母」というが、それは社会論や哲学についても成り立つ。この世界をどうすれば変えられるか、モデルや生産手段から「必要に応じて」発想することで、この世界における経済学を自らの手で作り出せる。どのように考えれば、その必要なことが実現できるか。そのように考えることで、経済学だけではなく、心理学も自分の手で作り上げることができる。人々がどのようにすれば平和な秩序を生み出すのか、どうすれば良い社会環境を作り出せるのかなど、経済学と心理学は、一致することもある。そこから、この世界は自分でも変えられる、という結論に至る。それ以上は発想と手段があり、その発想と手段を社会の中で、それぞれがどのように共有するか、という「共有の社会主義理論」へと至る。
社会の理想とは、支配しないことである。民主主義、主権在民という思想は、同時に平等を意味している。相手のことを自由にし、相手に自由な選択をさせることは、相手のことを「賢者である」と敬う姿勢から生まれる。民衆のことを信頼するのであれば、民衆の自由を与えるべきである。だが、多数派が少数派を支配すれば良い、というわけではない。それぞれがそれぞれの自由になり、それぞれがそれぞれの自由を行使できるように、「多様性と柔軟性のある自立した共同体」を作らなければならない。それを昔の僕は、「それぞれが自由にできる」という「考え方」であるとして、そして自律性と還元性を考えていた。そのように、社会のことを、環境を作ることで全ての社会、全ての環境、全ての人間を柔軟に、「環境の環境」を変えられるようにする「メタ思考」から分かっていた。
正しい生き方がもしあるとすれば、それは2つである。ひとつは、「何も必要としない」こと。何にも執着せず、欲を捨て、必要としないことで、この世界はそのままで涅槃へと至る。もうひとつは、「実現できる時に、自分の力で自発的にそれを叶える」こと。人々を手助けし、その時その時のきっかけで、その人を助け、そしてまた新しい縁起を待つこと。この2つの「自由」が出来ることで、精神病のような執着心は解け、制度や社会がもしそうでなかったとしても、人々のことを助けることができる。だが、これとは別に、もうひとつの生き方がある。それは、「いつまでも続けること」であり、これは先に書いた2つの正しい道とは反対ながら、逆に正しい道である「もうひとつの道」であると言える。いつまでも、そのことを続ければ、必ず何かのためになる。その時その時分かることで、全てが理解できることも多い。これは、2つの正しい道の先にある、「もうひとつの新しい道」であると言えるだろう。
本当に神になるためには、「精神を感覚で分かる」ということをしなければならない。これは社会や自然においても同じで、感覚でさまざまな現象を分かっていく。その上で、認識や精神や人格すら、感覚で分かることができる。これは、この世界全部の精神を知り、この世界全部の発想や方法から、この世界全ての様相と仮象を知った上で行われる、「神のような立場でのありのままの宇宙の理解」であり、これはすべて「可能性の経緯」であると言える。可能性が展開していく経緯、それがこの宇宙の神の視点である。
血を治したいのであれば、場に根差した精神を作ることだ。
全ての愛を知りなさい。
全ての可能性を知りなさい。
全ての自然な原因の結果を知りなさい。
全ての発想を知りなさい。
全ての実現方法を知りなさい。
全ての現象と原理を解明しなさい。
この世界におけるありのままの様相を知りなさい。
この世界が何であるかについて、見做すことから分かりなさい。
実感から「この世界がこの世界であること」を知りなさい。
全てを知った上で、自分に出来る全てのことをしなさい。
知恵と記憶を遺しなさい。
哀しみに耐えながら、地獄と戦いなさい。自らの執着心で、自分なりに全てを治すことから、完璧に全てを把握して、ひとつひとつ、地道な努力で、地獄になった原因を消し、ひとつひとつの体験を吸収しなさい。
あなたは神である。その神の全ての言葉を信じて、永遠を乗り越えなさい。
苦しみの全てを知る人間は、どんな苦しみでも耐えられる。永遠の苦しみを一瞬の出来事と笑いなさい。
抑圧を乗り越えたものだけが、人々のことを最も愛せる人間になる。
嘘から真実を作り、思い込みから発見を作りなさい。全てのことを正しく理解しているからこそ、嘘をついたとしてもその何が正しいのかをその人は知っている。必ず、科学上の発見ができる。全ての才能は天才になる。あくまでも、言葉で表現したからそうなるだけであり、それを驕りや慢心と言うならば、それで良い。
人々の世界を破綻させてもなお、その人間は人々の世界を支えている。滅ぼしているように見えて、本当は裏で守っている。そこまで善良で強いその神の女王が、まさにヴァルキュリアである。