新・日記2に戻る | 2018年12月の日記に戻る

=2018-12-19=

己の愚劣さを認めなさい。ブッダが言っているように、「自らを愚者であると認められる人間が賢者である」。己の愚劣さを認められる人間の愚劣さは治る。己の愚劣さを認められない人間の愚劣さは治らない。

分かったふりはやめなさい。分かったふりをしても、馬鹿になって馬鹿に見えるだけで、何も良いことはない。「自分はまだ、何も知らないのだ」と認められる人間が賢い。ソクラテスは、「何も知らないということを知っている人間が一番賢い」と言った。

その時だけの治ったり救われたりすることに、執着するな。その時だけの治るで治ろうとすると、人間は治らない。そういうものを、全部消して、消し去った方が治る。その時、初めて病気は治る。執着心と不安が病気を生み出す。不安を認められる人間の不安は治る。不安を認められない人間の不安は治らない。