新・日記2に戻る | 2018年10月の日記に戻る

=2018-10-19=

辛い時に、何もしなければ精神は治る。それも、ゆっくり治すこと。治す、というその行為自体のせいで、治っていない。既に分かっているから、簡単に治るのに、まだ事実や科学的結果に拘っている。そんなに目的と結論に拘りすぎない方が良い。そして、治るのには時間がかかる。何もしないままゆっくりと放っておけば、精神はもう辛くない。怖いのは、今までのおかしいことがあまりにたくさん治ろうとするからだ。あまりに巨大で、あまりに多量にある精神を治すためには、一度全てを忘れるしかない。治せば治すほど、あとで疲れる。本当は、治す意味がそもそもない。何もしなければ、精神は最低限、治る。

自分は、この文章は、考えているようで考えていない。ただ、前言ったことを否定しているだけである。全てが否定できるのがおかしいだけで、ヘーゲルの言う弁証法をいつまでも永遠にやっているだけが対話である。よって、ヘーゲルをすると自分と同じことができる。

昔は、実感で、ありのままのこの宇宙のことを分かっていた。この宇宙の全てが実感で分かった。社会のことも、精神のことも、宇宙のことも、科学のことも、全て経験的な実感で分かっていた。

昔は、偉大なる絶対者の精神を分かっていた。ヘーゲルは絶対知というが、それはむしろ考えた末にたどり着く「必然知」だった。必然知で、この宇宙の裏側にある、全ての「絶対者の精神」を分かった。今思えば、それは未来の自分のことを言いたかったのかもしれない。

今日はデザインの勉強をして、先輩にカラーハーフトーンの使い方を教えてもらった。僕はPhotoshop効果だけが何なのか良く分かっていない。カラーハーフトーンパターンは、アメリカンコミックにあるようなドット(点)による階調や陰の表現ができるもので、不透明マスクなどと一緒に使うと、簡単にテキストの背景を「ちょっとかっこいいセンスの違う点のグラデーション」にすることができる。