昔、青春のころ、僕はネットを見ながら、基礎の学問を自分で作り、数学的な体得を行って、宇宙とはこういうものなのだと、実感で分かっていた。
振り返ってみれば、たくさんの作品をデザインしたし、たくさんの文章を書いた。
昔のプログラマを目指していたころを裏切るわけではないが、デザイナーの夢は間違っていなかったと思う。
これからも、教えたり助けたりしてくれる作業所のみんなに感謝を忘れないようにしながら、また新しいデザインのスキルアップをはかりたい。
自分は、できていないわけでも、失敗したわけでもないのだが、今の自分のデザイン力に満足はしたくない。まだ、何もしていない。これから、常にゼロからのスタートが自分である。
もう、デザインの勉強をし始めてから二年になる。文章を書いていたのは、もう十年も前からだ。僕も大人になった。もう三十歳だ。